+ S m i l e + 「不二く〜んっv」 放課後、今日は部活も無い日だから 周助を誘ってみようかと思ったら・・・ やっぱりコレだ。 先客の女子が随分とぶった声で周助の机に手をつき話している。 まぁ周助が人気のあるのは今に始まったことじゃあ無いし。 私と周助の関係は単なる幼なじみだし。 私は周助のこと好きだけど、告白した訳でも 無ければ好きだと言われたわけでもないし。 だから周助が他の女子と話していたら 苛々はするけど何も言わない。 まぁ言えないだけなんだけど。 「一緒に帰ろうよぉvv」 さっきまで周助と話していた女子の声が聞こえ、 ちらっとみると 目に入るのは二人の笑顔。 周助は優しいから・・・ 誰に対してだって笑顔をくれる。 だから余計に本心が見えないのも確かだけど、 なんとなく他人に贈られる周助の笑顔をみると 胸が痛む。 単なる独占欲かもしれないけど、 私が一番長く、周助の笑顔を貰ってきたのに、 同じ笑顔が他人にもばら撒かれるのは嫌だ。 (帰ろう・・・) 苛々していても仕方ないので帰ることにした。 周助達はすでに教室にいなかった。 ちょっと寂しいけど一人で帰路に着く。 と周助の家は隣り通し。 だから帰り道も同じであって、 もしかしたら周助に会うかも知れない。 ふとそんな事を思ったりもしたけど、 先ほどの女子の顔を思い出してまた苛付いた。 「あ〜もう周助のバカァ!」 周りにはどうせ誰もいないしそんなに大きい声 でもないので大して気にもせずぶつぶつとぼやいてみる。 「大体あ〜んな下心丸見えの女に笑顔で答えちゃってさぁ! 笑い過ぎなんだよね、周助は!誰にでもいい顔しちゃってさぁ!」 ・・・なんだかぶつける方向が間違ってる気もするけどいいよね。 「なんかこんなことばっか考えてる私やだなぁ・・・。 さっきの子の方がマシかも。はぁ〜;;」 「まさか・・・そんなこと有り得ないよ。」 ん・・・・?? 「あ゛・・・;;」 角を曲がったところには笑顔で壁に寄りかかる周助がいた。 「・・・聞いた?」 「何を?」 「・・・最悪」 周助の笑顔をみればすぐにわかる。 どうしようかと考え込んでいたのすぐ 目の前まで周助は来ていた。 「は可愛いよ?」 「どーも。」 そんなこと聞きなれてる。 周助は誰にだってそういうこと言うんだから。 「何か待ってるの?」 「うん。」 「じゃ、私帰るから。」 帰ろうとして向きを変えたの目の前を腕が塞ぐ。 ちょっとどきっとして周助の方を見ると そこにはいつもの笑顔は無かった。 鋭い眼で、口元には微かに笑みを浮かべている。 明らかにいつもとは違う。 反応に困ったので取りあえず 「・・・どうしたの。」 とだけ言う。 「が言ったんだよ?」 「・・・。」 「笑い過ぎって。」 ギクッ きかれてたのか、あれを!! どうしよう気まずくなりそうだな・・・。 逃げるのが一番かも・・・。 「ごめん、ちょっと急ぐの!」 そう言って腕を突破しようとしたけど そう上手くはいくはずがなかった。 「今日は逃がしてあげないよ?」 「逃がすって・・・;」 本当にどうしたらいいか分からなかった。 下を向こうとしたら強引に周助がキスをしてきた。 すぐに離れたけれど、には信じられない行為。 「なっ何っ・・・///」 「何ってキスだけど?」 「そうじゃなくて!!」 言葉が出てこない。 「何でキスしたかって?」 こくんと頷くとまた顔が近づいてくる。 (ひゃあああ////) 「だって・・・僕のこと好きでしょ?」 「えっ!えっと・・・///」 「さっきすごい言ってたよ?」 「えっ言ってないよ!!」 「やきもちやいてたでしょ?」 は・・・・? やきもち? そう言われてみるとそうかもしれない; 「でっでもだからってそんな!」 「なに?」 「だからぁ・・・」 待てよ・・・? 大事な事忘れてないか・・・? 「周助はどうなのよ?!」 「ん?」 の突然の大声に少し驚いた顔をしたけれど 「愛してるよ。」 ・・・・・・・はぁ?! あっ愛?! 顔が真っ赤になったのが自分でも分かったから なんとか冷静さを取り戻そうと試みる。 でも、それは案外すぐに出来た。 よく考えてみりゃ相手はあの周助なんだ。 そんなこと誰にでも簡単に言ってのけるだろう。 「・・・冗談ならそういうのは止めてよ。」 「なんで?」 「なんでって、そういうのをブラックジョークって言うんだよ!」 「本気だよ。」 「そんなこと周助が言ったって・・・」 とても本気には見えない。 そう言おうと思ったんだけど、 顔を上げて周助の顔をみた途端 その先を言えなかった。 恐いとまでも思えるほどの真剣な目。 「ウソじゃない?」 「信じられない?」 「だって私なんて・・・」 「は可愛いよ?ウチの部でも人気あるし。」 黙っているに周助がさらに顔を近づけ問いかける。 「で、は僕のこと好き?」 「・・・うん。」 それと同時に感じる優しい感覚。 でもさっきとは違う。 優しい中に激しさを含んだ深いキス。 は慣れないその行為に息ぐるしさを感じる。 でも全く嫌ではない。 甘い感覚に気が遠くなってくる。 周助が顔を離す。 それと同時に我に帰ったは恥かしさに 顔を隠す。 そんなを満足気に見つめながら 「続きは僕の家で・・・」 「バカッ!!」 真っ赤な顔で言いながら 一緒に不二宅に入っていくを 目撃したとかしないとか(笑) ←BACK ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あとがき 何気に初のちゃんとした不二夢っすね; 甘いの書いてみたかったんだけど どうかなぁ? 是非是非感想を下さい!! お願いします!!