気が付いたらそこはハオの隣りではなく 暗い森の中だった 魂 の 記 憶 ―其の壱拾参― 辺りを見回してもあうのは木と――――――― 小さな祠だけ いままでのことから大体の想像はつく ここが御神体の収められている場所なのだろう。 それにしても寂しい場所だ 鳥の声すらしない 深い深い森―――――もしくは山の中 でも――何故かここをしっている気がする ・・・ここに・・・・きたことがある気がする 「いらっしゃるなら姿を見せてください、炎耶様。」 ふいに後ろに気配を感じると、 振り返る間もなく 抱きしめられた 「ハオ?!」 一瞬喜びに満ちたその顔はたちまち青ざめる。 そこにいたのは ハオと同じ長い美しい黒髪をした―――― 知らないはずなのに 逢った事のある、男・・・だった 「炎耶・・・様ですね・・・。」 「そうだ。」 これが神というものなのだろうか あまりにも美しく神々しくて 恐ろしく感じてしまう 「何故こんなこ・・・?!」 言いかけた言葉は遮られた 「やっと・・・再び出会えた・・・。」 「?」 「お前がまだ幼かった折は何の邪魔もなく お前を呼べたのだが・・・成長し、 その魂の片割れが記憶を取り戻し始めた 頃より何者かの力に遮られるようになったのだ・・。」 「・・・片割れって・・・どういう意味です?」 「気付いていないのだな。お前の魂はその半分が生まれし時より 我が手中にあったというのに・・・。」 「?!そっそんなこと・・・!!」 聞いた事がある。 人の魂の半分を握ればその人間を思うように 操る事さえも可能だと。 ただ当然のことながらそれは常人には出来ることではない そうそう使用されることのない禁忌だと――――― それが自らの魂の半分が他の者に握られていることを 知りもせずに今まで生きてきたというのか――――? 「何故?!どうしてだ―――――?!」 炎耶はクスリと笑うと 「お前の両親だぞ。私にお前の魂を売り渡したのは。」 「!!!」 「死ぬ前にな。我が魂を渡すのならばの家を護ってやろうと 告げたら迷わず了解したぞ。」 一瞬目の前で何かが崩れたような気がした 両親は死んだ? 行方知れずだったのは死んでいたからなのか――――? そのことが屋敷内で禁句になっていたことも――――――? 「知っているのですか。私の両親が何故死んだのか。」 両親には一度たりともあったことがない。 生まれてすぐどこかに消えたと聞いていた。 前代当主の母とともに消えた両親の事は 口にするが禁止されていた。 今、全てが繋がろうとしている 闇に消えていた事実が明るみにでようとしている そう感じた しかし、 炎耶は冷たく笑うと 二人の周りを青い炎で取り囲み また少し離れていた二人の距離を縮めてきた。 ぞくっとして声をだそうとしたが 声はでない 身体も少したりとも動かせない 「無駄だ。お前の持ち霊も、ここには何者もいない。」 さらに近寄り 頬に触れると冷たく微笑み 「そしてお前は我には逆らえない。――そうだろう?」 恐い、そう思った その時 二人を取り囲んでいた青い炎が 真っ赤な別の炎に変わった 「それはどうかな?」 炎の中から姿を表したのはハオ 「僕がそう簡単にに手を出させると思ったのか?」 スピリットオブファイアの強力な攻撃が炎耶に直撃する。 やはりハオの力はこの神の力を遙かに超越していたらしい。 攻撃を受けた炎耶は消えかかりながら 「くっ・・・ならばを道連れに・・・!」 最後の力でなにか術でも使おうとしたが 「あぁ、の魂の半分は返して貰ったよ? ・・・これには大切な記憶が詰まっているしね。 お前ごときがこんなことでを繋ぎとめよう なんて、身の程しらずもいいところなんだ。」 ――☆☆は千年前から僕のものなんだよ?――― 「ハ、ハオ・・・神に向かって言い過ぎじゃあ・・・;」 「ん?あぁ、こいつは本物の守り神じゃあないよ。 の両親を殺したのも恐らくこいつだろう。 神には生まれた瞬間からその人間の全てがわかるからね。 を見初めて、本物の守り神を 封印し成り代わっていたんだろう・・・。」 ハオの口から信じられない事実が告げられる。 「うそ・・・そんなことって・・・でも、かなりの力を 持っているのは確か・・・だよ?」 「そう、おそらくはこいつも神だ。でも神とは言え 本物の神を封じるのは容易なことじゃない。 ・・・の両親を殺したのはそのためだろう。」 「ま・・・さか・・・・」 「その通りだ。お前の親は五月蝿かったんでね、 丁度いいから生贄に使わせて貰ったんだ。」 「・・・・」 あまりのことに声の出せないに 更に突き刺さる言葉の槍 「そのお陰でお前の巫力は随分あがったんだろう? 感謝されてもいいくらいだ。」 言い終わるかどうかでスピリットオブファイアの炎が 跡形もなく燃やし尽くした。 「・・・お前のような下衆をこの世から消し去って やったことにも感謝して貰いたいね。 それにの力は千年前から強かった。」 の呪縛は消えた。 千年の時を超えて やっと出逢った魂を縛るものは消えた。 「これでやっとが僕のものになる。 ・・・長かったな。」 「・・・・うん。」 「本物の護り神も、もうじき戻るだろう。」 「・・・ありがとう、ハオ。」 「礼なら・・・別に貰いたいんだけど?」 「?別?・・・別に何でもかまわないけど?」 「・・・何でも?」 「・・・何か嫌な予感がするんですけど・・・」 「さすがはだね。」 そういうとを引き寄せ、そっと唇を重ね 「・・・ここなら誰もいないし、丁度いいかな?」 と耳元で囁いた。 「!!ちょっちょっと!!人がシリアスになっている時に・・・」 「大丈夫だよ。には僕がついているんだからね。 たとえ何千年たっても離す気はない。」 「・・・うん、ありがと。」 「分かったならいいよね。」 「―――――――――――!!」 やはりハオにはかなわないらしい のその後の運命は決まっていた。 終わり ←戻る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なんて終りかたしてるんだか; 力尽きたんです!!・・・ゴメンナサイ。 な〜んか初期と話が噛み合ってなかったり しそうでめっちゃ恐いんですけど・・・(汗汗 いい加減そろそろ潮時でしょう。これも。 一旦終わらせますね。 その方がいいと思いますので;; 心残りはいい加減な終わらせ方したことと 話が途中からなんか狂っちゃったことかなぁ。 言いたいこと(言い訳;)一杯ありますけど 疲れたんでまたにします。 ここまで読んで下さった方がもしいらしたら 感激です。本気で・・・!! 様、ありがとうございます! それでは最後の逃げをかまします♪